他のエントリで「キーワードごとの検索数を知ることは大事」と書いた手前、検索数を調べる方法を書きます。
- 検索数を知る必要性が理解でき
- 無料で検索数を調べられるツールがわかる
目次
ブログにおいて「検索数」は「市場」のようなもの
ビジネスを考える際には必ず「市場の大きさ」を把握しますよね。
市場が小さい中で戦っても得られる利益は少ないし、市場がない中で市場を作るのも莫大な労力を要するからです。
ブログの場合を考えてみましょう。
ブログでは検索エンジンからの流入を無視してアクセスを集めることはできません。
「最近の若者は検索エンジンを使わない(=ソーシャルメディアで情報を探す)」なんて言われますが、世の中すべてが若者で構成されているわけではない。
また、ソーシャルメディアが浸透しても検索エンジンがなくなるわけでもないでしょう。
ということでブログはまだまだ検索を意識することが大事。検索数=ブログにとっての市場のようなものです。
そして検索数が少ないキーワード(≒小さい市場)よりも、検索数が多いキーワード(≒大きい市場)で戦った方が得られる果実は大きいわけです。
特に対象読者の量が少ない海外在住ブログ、海外情報ブログこそ検索数を意識することは重要です。
ぶっちゃけ海外ご当地ネタだと検索数を調べても出てこない「小さいキーワード」が多いです…
しかし、だからこそ数少ない「大きな話題」で書く場合は取りこぼしが無いように調べる癖をつけるとよいと思っています。
アフィリエイト目的の場合「検索数やPVを追いかけても意味がない」という意見もあります。
ただ、初心者の場合はどのような目的でブログを運営するにしろ、検索数を見る癖はつけた方が良いです。
熟練したアフィリエイターは検索数を肌で理解した上で「追いかけていない」のです。
修行を積む前にプロのやり方をまねするのは無謀です。
無料で検索数を調べられる王道ツール
前置きが長びきましたが、無料で使えるツールを2つご紹介します。とりあえずこの2つをブラウザでブックマークしておけば十分でしょう。
- aramakijake.jp
- グーグルキーワードプランナー
aramakijake.jp
SEO対策を提供する株式会社ディーボさんが提供している無料ツールです。
メールアドレスなどの登録は一切なしで簡単に利用できます。
まずページにアクセスして、調べたいキーワードを入れます。
チェックをクリックするとヤフーとグーグル別々で「月間推定検索数」と「表示順位ごとのアクセス予想数」が表示されます。
使い方は以上!ものすごく簡単で便利ですよね。
難点を上げるとすれば「比較」ができないことでしょう。キーワード事の比較をする場合は一つ一つ調べなければなりません。
また、指定キーワードの検索数が少なすぎると表示されませんのであしからず。
グーグルキーワードプランナー
登録が面倒でなければグーグルが提供しているキーワードプランナ―の利用をおすすめします。
グーグルキーワードプランナーは「グーグル広告(昔はアドワーズ広告と呼ばれていました)」の出稿者をサポートするためのツールです。
このツールを使えば複数のキーワードの月間検索数を一括で調べることができます。
ただし、利用にはグーグルアカウントやWebサイトの登録が必要となります。
また、広告を出稿しなくとも利用は可能ですが、出稿なしの場合は「検索数の数字がまるめて表示」されます(まるめて表示されたとしても検索数の推量には役立ちます)。
ちなみに少額でも広告を出稿すると細かい数字まで表示されます。
最低出稿額は明示されていませんが、経験則だと月数百円でも投下すれば閲覧可能です。
具体的な使い方は以下の通りです(登録作業は簡単なので割愛します)。
ツールからキーワードプランナーを選択
サイトの登録など済ますと、以下のページが表示されるので「ツール」から「キーワードプランナー」を選択します。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択
2つの選択肢が出てきますので、右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選んでください。
キーワードを入力する
調べたいキーワードを入力します。
改行すれば複数キーワードを入力可能。
せっかくなので本記事にも関連する「検索量」「検索数」「検索ボリューム」を入れてみました。
「過去の指標」で検索数を表示する
表示された画面で「過去の指標」を選択すると、過去のデータを活用した検索数が表示されます。
ちなみに下記は「数字をまるめられていない場合」の表示です(筆者はGoogle広告に出稿しています)。
同じようなキーワードですが、検索数にだいぶ違いがありますね。「検索ボリューム」というキーワードが圧倒的にたくさん検索されていることがわかります。
- 検索ボリューム→2,400
- 検索数→1,600
- 検索量→40
ちなみに!グーグルのツールといえども、こちらも「検索数が少なすぎる」場合は表示されませんのであしからず。
「検索数が多い=狙うべき」というわけでもない
最後まで読んでくれたあなたは疑問に思ったかもしれません。
「あれ?”検索ボリューム”の検索数が一番多いのに、この記事は”検索数”を使ってる。筆者はアホなのかな?」と。
ちゃんと理由があります。
検索数が多いからといってそのキーワードを狙うべきか?と問われるとそうでもありません。
本記事での筆者の考え方は下記の通り
- 「検索ボリューム」が圧倒的に検索数が多いのはわかった
- でも「ボリューム」なんて言葉、普通に人が使うかな?
- 「検索ボリューム」って企業のマーケティング担当が使いそうな言葉だよね
- 本記事の想定読者は「一個人」だから、「検索数」とか「検索量」の方が使ってそう
- 「検索量」はあまり検索されていないので「検索数」にしよう!
実際にどのキーワードを使うかは、「読者層」や「記事やブログのゴール設定」でも変わってきます。
選択した答えが正しいかどうかはすぐにはわかりません。
ただ「数字を知った上で選択する」ことと「知らずに選択する」ことには大いなる違いがあるでしょう。
ということで「検索数」を把握しておくことはとても大事、というお話でした。