コロナウィルスの影響で世界的に在宅勤務(リモートワーク)が広がっています。日本でも政府や自治体により在宅勤務が推奨されています。
出勤時間が削減でき、時間を効率的に使えると評判のリモートワーク。一方で「自己管理」がきちんとできず、生産性が下がってしまう人も多いでしょう。
ついついサボりがちになってしまうのが在宅勤務です。
筆者は海外にいながら日本と仕事をしており、5年以上に渡りリモートワークを経験しています。
経験の中から学んだ、リモートワークでもサボらずに自己管理するための「6つのコツ」をお伝えします。
目次
在宅ワークでもサボらず生産性を高める6つのコツ
①朝起きたら身なりをきちんと整えること
在宅勤務が始まったからといって、寝間着のまま仕事を始めるのはNGです。
朝起きたら目を覚ますためにシャワーを浴びる。
寝間着ではなく外にも出かけられるような服装に着替える。
これだけで仕事のリズムがだいぶ変わります。
オンラインミーティングでは上半身しか映らないからといって、「下半身は寝間着」のまま仕事に挑むのもNGです。
自宅にいながらもどれだけ仕事の雰囲気を作れるかが自己管理のカギ。
そのための第一歩が朝にきちんと身なりを整えることなのです。
②仕事部屋と寝室を分けること
仕事にはある程度の緊張感が必要ですよね。そのために「仕事部屋」と「寝室(=リラックススペース)」を分けることをおすすめします
ワンルームや1DKで分ける部屋がないという場合は、せめて「仕事する区画」を作りましょう。
人間は寝室に入ると無条件にリラックスモードに入ろうとします。毎日寝るスペースなので、「ここは体を休める空間だ」と脳も覚えてしまうのです。その中で無理やり集中しようとしても非効率。強い意思が求められます。
「ここは仕事をするスペース」という場所を作ることで、無駄に意思の力を消費することがなくなります。
③定時に仕事を始める癖をつけること
業務時間が管理されていないからといって、気分に合わせて業務開始時間を変えることはおすすめしません。
仕事を開始する時間を決めておきましょう。
朝の起床と同じで、毎日同じ時間に同じ行動をすることにより、脳が仕事時間を覚えます。脳が仕事時間を覚えると、「あ~~、仕事するか~~~」とだらだらせずに業務に着手することができます。
そして不思議なことに、仕事の始まりがスムーズだとその日一日の生産性も高まります。
④スマホは仕事部屋には置かないこと
リモートワークの一番の敵はスマホです。特にSNSが好きな人は要注意。
自宅では周りの目を気にせずにスマホを開くことができるため、「気が付いたら数十分経過していた…」なんてことも発生します。
またこれが癖になる…癖になると10分毎にスマホを開いてしまう、なんて中毒状態に陥ることも。
避ける方法はただ一つです。
今すぐスマホをマナーモードにして、別の部屋に放置しましょう。
「緊急の電話が着た時に困る…」という方は着信のみ音声にしておいてください。
もし気づけなくても1時間ごとにチェックしておけば大丈夫です。
通常の仕事の場合そんなに緊急なことはありませんし、本当に緊急であれば電話以外にメールやらメッセンジャーやら飛んでくるので、PCを開いていれば気づけます。
⑤やるべきことを書きだしておくこと
オフィス勤務から在宅勤務になったことにより「朝礼」や「朝会」が無くなる人も多いでしょう。
たった5分の会でも「その日にやること」を確認する時間というのは実は大事です。
自宅で一人の場合は「その日やることを紙に書き出す」ことを強くおすすめします。
朝一でも構いませんが、前夜にやっておくとさらにベストです。
⑥作業時間の目安を決めて測ること
在宅リモートワークでは時間の感覚を失いがちです。だらだらしてしまうと、あっという間に「もう夕方!」のようなことも。
一つ一つの業務の質を高める、最も簡単な方法は「目標時間を決めて測る」ことです。
上述した「やるべきこと」を決める際に「所要時間」も決めておくのがおすすめです。さらにグーグルカレンダーなどで作業時間を確保してしまうと完璧。
「この時間内に終わらせる」と意識することで作業効率が爆増します。多少時間オーバーしたとしても気にしないで。
目的は自己管理です。
- 何にどれくらい時間をかけたか?
- 今日は今現在までに何をしたか?
を把握しながら一日を進めることが大切なのです。
在宅リモートワークでは「仕事の雰囲気づくり」と「ゆるい自己管理」が鍵
在宅勤務は人によってはとてつもないメリットがあります。ただやり方を間違えると「なぜだか仕事が進まない…」という状況に陥りがちです。
自宅にいながらも仕事をする精神状況にきちんと持っていくこと、がまず重要です。
そして仕事を始めた後は「ゆるい自己管理」を取り入れること。
多くの方が自宅でも生産性の高い仕事をできることを祈っております。