海外で働く日本人の数は伸びています。
単身赴任や現地採用の比率が高まっているとはいえ、まだまだ夫に帯同する奥様方、いわゆる駐妻(駐在員の妻)は一定数います。
渡航をきっかけに海外新生活をネタにしたブログを開設する方も多くいますが、PVの伸びを感じずにやめてしまう方も少なくありません。
どうせブログを開くのであれば多くの人に読んでもらえた方がやる気も出ます。
この記事では多くの駐妻ブログが伸び悩む理由を考察してみます。
目次
うまくやれば1年でその国NO.1になれる
ブログを開設する目的は人によって違います。別にPVがすべてではありません。
が、ここではわかりやすい指標としてPVやUUなどの「読者数の伸び」を目標として考えます。
私は某国で個人的なブログを開設し、約1年でその国の中ではトップクラスのブログにまで成長させました。
各国には企業が展開するWebマガジンもありますが、それらと並ぶか超えるくらいまでは成長させることができたと自負しています。
もちろん某国には私より前からブログを書き続けていた、「この国で有名なブログといえばこの人」的な人も数名いました。
が、全員をぶっちぎって1年後には倍以上の差がついたのです。
書き方によってはゼロから1年くらいで追い越すことが可能ということですね。
もちろんエリアによって興味を持つ人の数が違うので、全世界でトップになるのは大変です。
たとえばアメリカには数十万人の在留邦人がおり観光客も多い。一方インドだと数千人しか在留邦人はおらず観光で訪れる人も限られます。
この場合インド関連の情報をどれだけ発信してもアメリカの1位には勝てないかもしれません。
でもその国や都市でトップに立つのは1年もあれば実現可能です。
駐妻ブログが伸び悩む理由
多くの駐妻ブログはなぜ一定以上伸びないのか?
私が自分のブログを伸ばしながら横目で考えていたことを書きます。詳細まで書くと長くなるので今回はトピックだけ。
話題が狭いから読者層が狭い
多くの駐妻ブログの中身は日々の日記で止まっていることが多い。
今日は何した、これした、どうだった、という内容がほとんどです。
レストラン、エステやマッサージ、子供の学校への送り迎え。
それだけだと話題が狭い。興味を持つ人はいるのでしょうが、同じ境遇の駐妻しか読んでくれないでしょう。
その都市、その国に関わる人はどういう人がいるのか?どういう人が興味を持つのか?を考えると情報の見せ方も広がります。
例えば、お出かけ情報だけだと駐妻しか見てくれませんが、旦那が妻と海外でもうまくやっていく方法などにすると今度は駐在員側も読者になってくれます。
また、出かけた場所の話も書きようによっては旅行者の役に立つ情報に化けるかもしれない。
こういう考え方で自分の話題の幅を広げるのは効果的です。
ターゲットを考えてない
誰に向けて書いているのかよくらからない記事、というのは好ましくありません。
特に話題の幅を広げていく場合「この記事は誰に読んでもらうために書くのか?」という「ターゲット」を明確にすることがとても大切です。
私が運営しているブログ(このブログではない)では、
- 駐妻
- 駐在員大手
- 駐在員中小ベンチャー
- 短期出張者
- 長期出張者
- 旅行者
- 現地採用の人
- 日本で駐在準備をしている人
- たまにブログ初心者
あたりのターゲット像を想定して記事を書いています。
誰かに向けて書くときは他の方々のことは考えません。また、「全員のために書こうと」思うこともありません。
なぜならすべての人に読まれて絶賛される記事というのは存在しないからです。
「中途半端に全員を意識した記事」よりも、「対象が少なくとも特定の人たちを意識した記事」の方が結果的には多く長く読まれます。
悩み→解決策、の流れになってない
ブログに人が来る流れは大きく分けて、
- SNS
- 検索エンジン
の2種があります。
SNSは瞬発力がありますが、瞬間的に話題になったとしても持続せず再現性もありません(Buzz feedなどバズ狙い専門のプロがいるメディアは例外)。
安定して成長するブログやウェブサイトというのは往々にして検索エンジンからの流入が強い。
そして検索エンジンからの流入を増やすためには「課題解決型」の記事を書くことが大切です。
普通の人は「悩みを解決する」ために検索します。
例えば初めて海外赴任が決まった人は現地の状況がわからない、という悩みを解決するために
- その都市の名前 生活情報
- その都市の名前 住宅
などで検索します。
Googleはその検索意図の答えとして最適な記事を、ある程度の多様性を持って表示します。
「さて、自分が書いた記事は誰かの悩みを解決する内容になっているだろうか?」
という視点を常に持っておくのは大切です。
もちろんそうじゃない記事(とにかく言いたい伝えたいだけ)があっても良いと思います。
あまり仕事っぽくなってもそれはそれで続かないですからね。
あくまでも読者数を増やしていくための考え方、という点にご留意下さい。
文章が控えめすぎる
情報発信するならば、ある程度自信を持った文章にした方が良いです。
不安そうな文章よりも、自信溢れるドシッとした記事の方がまた読みたくなるし読者もつきやすい。
「来たばかりの私なんかが、こんなこと書いちゃっていいのかしら?」
わかります。すでにいる先人たちへの遠慮。
でも大丈夫。あなたが経験したことはあなただけのもの。立派なオリジナルコンテンツです。
そもそも海外に住んでいる、というだけで日本人としてはすでにだいぶユニークです。
自分が見聞きした情報は自信を持って発信した方がよいです。
SEOの基礎知識がない
つらつらと「海外帯同」の場合を想定して書いてきましたが、最後にやっぱりSearch Engine Optimization、いわゆるSEOの知識は必須です。
少なくとも「タイトルや見出しの付け方」くらいは知っておくべきです。
ここでは長くなるので書きませんが、興味がある方は下記の記事など完結にまとまっているので読んでみてください(外部サイトに飛びます)。
▶あなたの記事の検索順位を上昇させるSEOライティング基礎知識
どうせやるならNO.1を目指した方が楽しい!
あー、ブログってなんか考えることたくさんあるんだな…面倒かも…
と思われたかもしれません。
面倒くさくなって辛くなり辞めてしまうのは本末転倒。自分の書きたいことを書くのが一番です。
ただ、書いていて読んでくれる人が増える、というのは何よりも嬉しいもの。
読者を増やしたい、という方は少しだけやり方を意識してみるだけで変わると思いますよ。
海外在住ブログで人気ブログになる方法を他の記事でかなり細かくまとめています。
下記の記事もよければご覧ください。